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シアル酸研究会

Sialic Acids Society

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 シアル酸研究会事務局長  小 倉 治 夫

連絡先
   〒270-2265 松戸市常盤平陣屋前5-5
   e-mail: ogura@juno.ocn.ne.jp
   
047-385-9395 (Voice & Fax)

北里大学薬学部事務室
    03-3444-6191
  

シアル酸研究発展のためにご支援をお願いします。


       後  記
 ちょうど東京オリンピックの年(1964)、北里大学に薬学部が設置され、慶応義塾大学薬化学研究所から移って、天然有機化合物を中心にした研究を行なってきた。その後、1975年頃からシアル酸をリード化合物とした研究を計画し始め、生命化学を中心とした研究を主な研究テーマとした。
 その後、ムチンアナログ、シアリルラクトース、シアル酸含有変型ヌクレオシドなどの合成を行ない、合成法の開発と、加水分解を用いた新しい立体構造決定法を明らかにすることが出来た。
 更に、1980年にはシアル酸研究会を企画して勉強会を行なった。特に、生化学、薬理学の勉強を中心とし、また、合成したサンプルを用いた共同研究をおこなった。特に、大澤利昭教授によるシアル酸含有変型ヌクレオシドの免疫調節作用や癌転移抑制作用と、永井克孝教授によるシアリルコレステロ−ル類の強力な神経細胞の増殖伸張作用の発見は、シアル酸含有化合物が生理活性をもち、医薬品となりうることを示した。
 シアル酸をリード化合物とする研究は、現在、世界的に各方面で進められているから、近い将来、シアル酸をリード化合物とする新薬が世に出ることを期待したい。
 シアル酸研究会は、賛助会員のご好意による会費を主な基金として、シアル酸研究関連の講演会や研究会を後援している。シアル酸関連の研究がますます発展することを目標として、今後とも、賛助会員の皆様のご理解とご支援をお願いする次第である。                 
                (1996年8月)

          新 版 後 記
 「シアル酸研究会の歩み」を発刊してから、すでに8年を経て、シアル酸関連の研究はおおいに進展した。第一の成果は、インフルエンザの特効薬が出来たことである。
 シアル酸を原料にしてつくられたモザナミビルモ商品名「リレンザ」は、従来の医薬品とことなって、ノイラミニダーゼ阻害剤であるから、治療だけでなく、予防も可能になる。さらに、この薬をモデルにして、同等の作用をもつ合成医薬品モオセルタミビルモ商品名「タミフル」が市販されるようになった。
 政府は昨年流行したトリインフルエンザウイルスが変異して、新型インフルエンザウイルスが流行すると、4人に1人が感染して、17万人もの人が死亡するとの試算に対応するため、1000万人分の「タミフル」を備蓄するという。我が国における医薬品の国家備蓄は、今回が初めてであろう。そのトップを飾ったのが、シアル酸関連化合物であることは、今後、ますますシアル酸をリード化合物とした医薬品が世に出ることを期待させるものである。
 人類の幸せのために、活躍して行く「シアル酸研究会」をますますご援助願いたい。
           (2004年9月)
                  シアル酸研究会
                  事務局長 小倉治夫

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